前作の『スカイ・クロラ』は、凄く好きだったのだけど、これはいまいち。う~ん、やはり眼鏡かっ、眼鏡をかけてないのがダメのダメダメということなのかー。
というわけで、僕少女一人称形式の小説で、ここまで「萌え」がないのも珍しい(笑)。戦闘機乗りの不安定な内面を描いた作品ということなんだろうけど、この心情描写はちょっと中身がなさすぎて面白くない。戦闘機に対する拘りもあまり感じられず、正直、作者がこの作品でなにがやりたかったのか、さっぱりわかりゃん。私的には、中身がスカスカで、これだけのページを費やす内容じゃないと思うんだけどなー。
参考:
既刊の感想 → スカイ・クロラ
おもしろい、めちゃおもしろいっ!! こういうバカでくだらなくて、それで、きちんとおもしろい話は好きなのよ~。ていうか、萌絵系統の女の子の片想いラブが読めれば、私的に大絶賛っ!! という気がしなくもなかったり(^^;。野乃が非常に楽しい。楽しいといえば、ロミ・品川もそうなんだけど(笑)。
そゆわけで、くだらない悪戯ばかり行う悪の組織「ZOKU」とそれに対する正義の「TAI」の攻防を描いたバカ小説。登場人物各々が見事にキャラが立っていて、非常に楽しい内容。いや~、森博嗣、会話と小ネタを使った楽しませ方がほんと巧いよなぁ。とにかく、くだらなくて楽しいっ!! さいこーーーーーっっっ!!
待ちに待ってた後編だけど、正直、びみょ~。見どころは、男たちのお笑い道中ですか?
そゆわけで、ザカール編の最終巻。関係ないけど、ザカールというと、どうにも某ル・カインを思い出してアレ。<をい。……いや、話的には確かに盛り上がる内容なのだけど、各々の精神的な戦いも肉体的な戦いも、いまいち中途半端な感じで、ちょっとなー。というか、ザカール編のラストというより、最終章への繋ぎという意識が強く出過ぎてると思うんですが、どうでしょ? 決してつまらなくはないんだけど、めちゃ期待してたので、この程度ではやっぱ残念だなー。
参考:
既刊の感想 → 流血女神伝
感想メモリンク →
葉月さん、
adramineさん、
永山さん、
CAXさん、
響子さん、
風音さん、
十夜さん
「桜の下の人魚姫」と「月のしらべ 銀のみち」の 2編を収録。ほんと、むちゃ安定した筆力。特に、「桜の下の人魚姫」が非常に王道で綺麗な作品で、きゃ~~~~、すばらしーーーーーーーっ!! もうもう、病院を舞台にしたボーイ・ミーツ・ガール(<って、ガール・ミーツ・ボーイか)なんですよ~~~。ラストはもう数ページ、厚みを持たせた方が良かったんじゃないかなー、と思ったりもしたけれど、それを除けば、ほば満点で満足な内容。めちゃくちゃいいのぉ~~~。
で、「月のしらべ 銀のみち」の方は、出来はともかく、嫌い。<をい。いや、あまりに青くさすぎるだろー。そもそも、このテーマを選択したら、恋愛と絡めちゃダメだろー。
参考:
感想メモリンク → 感想リンク(沖原朋美特集ページ内)
やたらスケールの大きい話になってるんですけどぉ~。や、伊達将範らしい内容で、これはこれでおもしろいんだけど、しかし、やっぱり、もっと、美貴をっ!! 美沙をっ!! っていうか、美貴のラブラブでごろごろでくらくらなアレでソレが『DADDYFACE』の魅力だろ。くきぃーーーーーーっっっ!!
そゆわけで、1年以上ぶりのひさびさの新刊。って、しかも、終わってないし(^^;。や、今回、せっかくだからメドゥーサ編の始めから読み直したのだけど、メドゥーサ編になってから、どうにも「萌え」が足りんっ!! しかも、読みづらいっ!! ……っていうか、やぱし、美貴との絡みが少ないのはちょっとなーー。
それにしても、舞台は重なってるとはいえ、なおさら『リムーブカース』を彷彿とさせるようなノリだよな~。そのうち、黒い人も出てくるんでしょーか。
話の組み立てはは可もなく不可もなしという風なのだけど、「萌え」はないし、ギャグもいまいち。そんなんでは、やっぱり魅力に欠けるよ~~。それに、好み的にも、もちっとベタでコテコテの方がいいんだけどなー。……って、そもそも、こゆ内容のない話は、アニメ辺りじゃないとなかなかおもしろく魅せられない予感ががが。
あー、でも、第五話「ドッグスター」は良かった。いや~、こういうの凄く好きなのよ~~。
そゆわけで、主人公+女の子5人の戦隊モノ。帯では、「萌え」を謡ってるけど、嘘なので注意。まあ、ストーリーは飾りでキャラ主体の作品ではあるのだけど、そのキャラも非常に記号的で描き込みが甘いんだよね~。これがアニメだったら、絵と演出次第では、かなり面白くなりそうだけど、う~ん、やっぱ小説じゃあなぁ~~。……せめて、漫画にするか、さもなくば、挿絵をがしがし増やせ~。
参考:
感想メモリンク →
永山さん、
ひささん、
NOGさん、
読丸さん、
INNさん、
Sonoさん、
黒雨さん、
リッパーさん、
adramineさん
[ 電撃!! イージス5 ]
うわー、うわー、うわー、うわー、凄いことになってるよ~~。もうもう、あうあうあう、うきゃ~~~~~、うわぁ~~~~~~。いや、帯にあるので書いてしまうと、ウルクに悲劇がっ!! アレでソレで、どうなってしまうんだぁぁぁぁ!!
というわけで、フェリオを巡るウルクvsリセリナの恋の対決を描いたシリーズ第5巻。まさか、こういう方向で怒涛の展開とはっ!! 非常におもしろかったっ!! さっさと次を読ませろっ!! 非常に展開が速く、むちゃ引き込まれるよぉ~。もうもう、とにかく絶賛っ、この展開は、素晴らしすぎる~~。
参考:
既刊の感想 → 空ノ鐘の響く惑星で
感想メモリンク →
睦月さん、
葉月さん、
INNさん、
一歩さん、
風音さん、
ユウさん、
平和さん、
SeventhMoonさん、
G.CAR.STKさん、
adramineさん、
桐月さん
はじめにマイナス面を書いておくと、とにかく文章が素人レベル。新人だから仕方がない面はあるけど、あまりの酷さに最初の数ページで投げようと思ったのは久しぶりです。加えて、道具立てが非常に悪く、話にリアリティも説得力も全くない。や、担当編集も頭の悪い解説を書く暇があったら、指導するなりきちんと面倒を見ろよ。正直、人に読ませるレベルにあるとは思えないんですけど。
まあ、話の筋としては、こういうのは好きなんだけど(^^;。特に喫茶店のシーンは素晴らしぃ~~。っていうか、ひたすら、二人のドツキ漫才を書いてくれれば良かったのに。
そゆわけで、第9回スニーカー大賞の奨励賞。「教室に見覚えのないクラスメートが。しかも、知らないのは自分だけ」という内容の恋愛モノ。やっぱり全般的な出来は酷いよなぁ。憐と玲人の掛け合いはおもしろいのだけどなぁ。
参考:
感想メモリンク →
まいじゃーさん、
adramineさん、
読丸さん、
CAXさん、
aoiro-0さん、
ユウさん、
桐月さん
いやぁ、格闘漫画のノリなので、常に強敵を出さなきゃいけないのは解るんだけど、ハデス四神程度でほのちゃんとパイフウが苦戦するというシチュエーションは、さすがに無理があると思うんですけどぉ~。……ここまで強さのインフレが進んだなら、いっそ主人公の変更だっ!! 今こそ、ミリィを主人公にっ!!<をい
そゆわけで、久々の本編。でも、パイフウメインだけど(^^;。まあ、下巻を読まなくちゃなんとも言えない内容。ただ、最近の星野亮は、個々のシーンに傾倒するあまり、全体のストーリーはおざなりになる傾向があるので、そこら編、ちと心配かなー。それ以前に、やっぱり、強敵を出すというストーリーは止めるべきな気が。
参考:
既刊の感想 → ザ・サード
感想メモリンク →
葉月さん、
INNさん、
心音さん、
恵さん、
ガユウ・フジナさん
1巻は一見電波な内容ながらも非常に綺麗で評判も高かった作品なのだけど、無理矢理だったその続編は案の定大コケした上、2年以上続きが出なかったというこのシリーズ。そして、どうにか迎えたこの最終巻。
最高傑作。ただただ号泣。
電車の中でだだ泣きしてしまいアレでソレ(汗;。うぅ、こういう鍵系な展開って、すごく弱いのよ~~。正直、粗も多いし、1巻から成長もなくそのまんま、という話もあるけど、とにかく好きっ!! たまらないっ!! ラストがほんとに感動。くぅ~~~~~~。
参考:
既刊の感想 → インフィニティ・ゼロ
感想メモリンク →
読丸さん、
taku_anさん、
まいじゃーさん
素晴らしい。「朝霧」のラストがほんとに綺麗で素晴らしい。たかだか文字遊びの暗号パズルから、そういう風に纏めてくるとは、すげーくらくらだっ!! うわぁ~、次巻がとにかく期待だよ~~。<まあ、あそこで断ち切ってるのが綺麗なので、アレなんだけど
そゆわけで、「円紫さんと私」シリーズの五冊目。もう、ますます文系の知識が要求されますっ!! という内容で、私にはめちゃキビシイですよっ!! しかも、学生だった主人公が、いきなり就職して新人時代をすっ飛ばしてるしっ!! まあ、それはともかく、小道具的なミステリ部分の扱いといい、細やかな描写と伏線が秀逸で、とにかく素晴らしい~~。まあ、ミステリ部分は、もうちっと裏にまわした方がもっとバランス的に良くなると思うんだけど、一応、ミステリな体裁なので、無理なんだろうか(^^;。まずはとにかく、次巻が期待ですなっ。くぅ~~~~~~。
参考:
既刊の感想 → 「円紫さんと私」シリーズ
読む前から結末が見える卑怯なくらい痛い内容なのだけど、いやぁ、ほんと素晴らしい~~。壊れ行く日常、哀しい結末を予感させつつ、二人の純粋な想いを綴った傑作。山下卓、こゆの実に巧いや~~。
そゆわけで、『BLOODLINK外伝』。外伝といっても設定のみの流用で、特に本編とはリンクしてなく、これ1冊で完結している内容。久々にページをめくるのが読んでて辛かった。ほんと、先の展開が見えることの効果を非常に巧く使っているよなぁ~。女の子の一人称形式も非常に卑怯。ほんと、素晴らしい~~。ただ、終盤はちょっと展開が急すぎるかなー。そういう構成になっちゃうのは理解できるんだけど。
参考:
既刊の感想 → BLOODLINK
感想メモリンク →
読丸さん、
永山さん、
Stellaさん、
まいじゃーさん、
高森さん
某『禁書目録』によれば、確か、のーみそはパンクしないんじゃなかったっけか?<をい というよりも、知識を設定に上手く流し込めてない風なトコが気になったのだけど、それはともかく、素晴らしい。や、一巻に比べて、構成やら描写やらが格段に良くなってるじゃないですかっ!!
そゆわけで、現代の魔法使いはコンピュータで魔法を実現します、みたいなシリーズの第二段。ガーベージコレクションというとバグの温床という感じで嫌な思い出しかないのだけど、それはともかく、全体に非常によく出来てます。特に、ラスト、エピローグがとても綺麗。まあ、こよみの出番が少ないのは残念だけど(^^;。これだと次巻も非常に期待だなぁ~。
参考:
既刊の感想 → よくわかる現代魔法
感想メモリンク → よくわかる現代魔法 / 〃ガーベージコレクター 感想リンク集