● FAQ (Frequently Asked Question)
- [ヘルプ]-[ヘルプ] を選んでもヘルプ・ドキュメントが見れません。ライセンスを購入すると見れるのですか?
ライセンスをご購入頂かなくてもヘルプ・ドキュメントはご覧いただけます。
Ngraph をインストールしたフォルダの中に doc フォルダがあり、その中に ngraph.htm が有る事をご確認ください。
zip ファイルを解凍する際、「サブフォルダを有効にする」のオプションがオフになっていると、doc フォルダが出来ず同じフォルダに全てのファイルが解凍されてしまう事があります。
- Microsoft Word など別のアプリケーションに Ngraph のグラフを貼り付けたいのですが?
通常のソフトの[編集]-[コピー] に相当する機能は、Ngraph では [出力]-[クリップボード] です。
このメニューを選択するとクリップボード・ダイアログボックスが出てきますので、そのままOKで閉じて下さい。
これで「コピー」は完了していますので、あとはお望みのアプリケーション上で「貼り付け」を行って下さい。
また、クリップボード・ダイアログボックスでファイルを指定するとメタファイルを作成できます。
Microsoft Word の場合、[挿入]-[図]-[ファイルから] でメタファイルを取り込む事もできます。
- 数式変換で EXP(-X^2) とした場合、変換結果が間違っているのですが?
「-」には2つの意味があります。一つは符号のマイナス、もう一つは引き算のマイナスです。
数字・変数や ) に続く「-」は引き算、それ以外は符号と判断しています。
従って EXP(-X^2) の「-」は符号と判断されます。
また、関数・演算子の優先順位に記述してある様に符号の「-」はべき乗の「^」よりも優先度が高く設定されています。
結果として EXP(-X^2) は EXP((-X)^2)=EXP(X^2) と解釈されます。
一方、EXP(0-X^2) の「-」は引き算と判断されるので EXP(-(X^2)) と解釈されます。
イレギュラーな仕様ですが、DOS初版からの仕様で今更変更するとかえって混乱しますのでこのようになっています。
- [出力]-[外部ドライバ] の "PostScript" で作成したポストスクリプト・ファイルは海外の論文誌への投稿に使えますか?
グラフ中で日本語を全く使っていなければ、作成したポストスクリプトファイルやメタファイル、他のソフトへ貼り付けた図は英語圏でも正しく表示されますので、海外の論文誌への投稿などにも使う事ができます。
その為には、記号やギリシア文字も日本語全角フォントではなく Symbolフォントを使う様にして下さい(次のFAQも参照してください)。
- ギリシア文字を日本語全角文字ではなく、英文フォントで表示できませんか?
αβγ等のギリシア文字は Symbol フォントに入っています。
テキスト・ダイアログボックスの「英文フォント:」を Symbol にし、テキストとして(半角の)abg を入力すれば αβγ が表示されます。
- Symbolフォントに入っている文字全部を知りたいのですが?
配布アーカイブに入っている encoding.ngp を読み込むと、次いでフォント名を聞いてきますので「Symbol」と入れて下さい。
次に「Draw」ボタンでグラフを描画すると Symbol フォントのフォントテーブルが表示されます。
これを印刷してコンピュータの横に貼っておくと便利かもしれません。
- ℃、μm 、Å を英文フォントで表示したいのですが?
Times, Helvetica で \xb0 は小さな「○」になっていますので、\xb0C で「℃」になります。
また、\xb5 は「μ」になっていますので、\xb5m で「μm」になります。
同様に \xc5 は「Å」です。
- プランク定数(エッチ・バー)を表示したいのですが?
残念ながらプランク定数は Symbol フォントにも入っていません。
文字を組み合わせて工夫するしかありませんが、例としてフォントを Times にして h\b^_-@ とするのは如何でしょうか?
TimesItalic の場合は h\b^_ -@ とマイナスの前にスペースを入れる方が良いようです。「エッチが右目を瞑ってる」で覚えましょう。 @^_^@
- 一文字毎にフォントを変更できますか?
入力テキストに %F{フォント名} と入れることで文字毎にフォントを変更できます。
例えば %F{Sym}a%F{Tim}a は αa になります。
- 線のスタイルで solid, dot, ... 以外を使いたいのですが?(点線の間隙を変更したいのですが?)
「線種:」のコンボボックスでは solid, dot, short dash, dash, dot dash がリストから選べるようになっていますが、それ以外の線種を使いたい場合にはコンボボックスに直接数値を入力します。
例えば 100 50 と入力すると「線分 100 間隙 50」が繰り返された点線に、100 20 30 20 と入力すると「長線分 100 間隙 20 短線分 30 間隙 20」が繰り返された一点鎖線になります。
- グラフはプロットされるのですが、軸の目盛数字が表示されません。
起動時に初期化ファイル Ngraph.ini が正しく読み込まれないとこの現象がおきます。
Ngraph.ini は (1) 環境変数 NGRAPHLIB で指定したフォルダ、(2) 環境変数 HOME で指定したフォルダ、(3) Ngraph をインストールしたフォルダの順に検索されます。
これらのフォルダの中のいずれかに Ngraph.ini がある事を確認してください。
- [Unix] プルダウンメニューの項目が"button_0","button_1" などに化けてしまいます。
起動時にリソース・ファイル Ngraph が正しく読み込まれないとこの現象が起きます。
特にバイナリの ngraph を直接起動している場合に起こる可能性が高いです。
リソース・ファイルの検索順は X11 に従いますが、`ngraph.sh' の中でリソース・ファイルの場所を指定する環境変数 XFILESEARCHPATH を指定していますので、ngraph の起動は ngraph.sh で行うようにして下さい。
デフォルトのインストールでは、
/usr/local/lib/Ngraph/ngraph.sh ===> /usr/local/bin/ngraph
とスタティックリンクが張られており、ngraph とコマンド入力した場合でも実際には ngraph.sh が起動されています。
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