あたし的、閾値な作品。つまり、これより 1mm でもくだらなかったら、そのまま投げ捨ててただろう作品。好き嫌いで途中から読めなくなる作品は、例えば最近だと、表紙で買った『無理は承知で私立探偵』なんかはそうなんですが(<さすが、麻生俊平、あたし的には最悪級)、この『ラグナロク』のシリーズは、好き嫌いというより、とにかく下手。なんで こんな作品が、シリーズ化してるんだぁ。<とかいいつつ、最新巻まで読んでたり<だから閾値(^^;
なんというか、作者の意図が凄くバレバレなストーリー構成で、だからこそ、その表現に失敗しまくってるのが、悲しいぐらい見え見え。基本的なストーリー展開が、ぎりぎりで敵を逃す→追いかける、という単純なものなんですが、主人公がかなり強いので、その敵を逃がすための理由付けが、読んでて凄く痛い。しかも、この作者、やたら人を殺す展開が好きな様子なのですが、……端から見ると、めちゃくちゃ強い主人公が周囲の人間を見殺しにしまくってるような状態。さらに悪いことに、主人公が殺人を嫌悪するという設定なので、もう、笑うしかないよ。
…… 5,6巻辺りまで進むと、敵もインフレってきてるので、そんなに見殺し感はなくなってますが、基本的にバランス悪いよなぁ。設定が継ぎ足し継ぎ足しで、さらに絶対的な作者の力量不足が、その傷口を広げまくってる感じ。まあ、なんと言っても、デビュー作みたいだからねぇ。
おもしろい、めちゃくちゃおもしろいんだよ〜〜〜。
電車の中で読んでて、ひたすらにやけまくり。やはり、恋愛モノは、多角関係が基本だよなぁ〜。6巻以降、むつみさん再登場で、めちゃくちゃ良い感じ。いかにも、ラブコメの王道。もう、なる、めちゃくちゃかわいい〜〜〜っ!!
……でも、頼むから、素直に合格させて、物語終わらせてくれよ。<アニメ化だし、無理なのかぁ〜