- ◆ [WIN] White Christmas 〜雪降る夜の恋人達〜 /フェアリーテール ( F&C )
-
クリスマスを題材にした 4つのシナリオかが収録されたゲーム。あと、壁紙CDも付属。確か、昨年末に出たゲームなのだけど、基本的に通販オンリーということで、めんどくさくて買ってなかったのよ。で、とりあえず、「え〜せ〜」から始めてみたり。
え〜せ〜、1stぷれい。
「おっまえぇ〜を、はいっごぉ〜からぁ〜、なぐりたおっすぅ〜♪」
バカだ、すっごくバカ。なんだこれは。いや、めちゃくちゃ、おもしろい〜〜〜。石油王である主人公と、パプリカ@都市制圧兵器が、くだらない会話を繰り広げるバカゲ―。理不尽なマスターとおバカなロボ娘の典型という話もあるけど、内容らしい内容もなく、ほんとにバカで、すばらしすぎる〜。謎のカップルも、めちゃさいこー。あぁ、パプリカと、ダラダラ生活したい〜〜。……短編だからこそ、ここまでバカなシナリオをやれるんだろうけど、なんか、凄く好きだよ、こういうの。あと、パプリカを演じる声優、志村友香さんも、ちとチェック。
しかし、基本的に一直線シナリオかと思ってたのだけど、結構、未見 CG がたくさんあるなぁ(^^;。<思った以上に、ボリュームがある予感
[ 2001.08.24 ]
- ◆ [WIN] White Christmas 〜雪降る夜の恋人達〜 /フェアリーテール ( F&C )
-
Tears:1stぷれい、由衣エンド。
4つのシナリオのうちで、もっとも&いかにも、あたし好みっぽい『Tears』。うお〜、もの凄く少女漫画or少女小説ちっく〜〜。おとなしい男の子と勝ち気なボクキャラな、幼なじみネタの典型なのだけど、すごく良い感じだよ〜〜。
って、わ、ちと、しんちゃんの心情描写が弱すぎだ〜〜。……うぅ、主人公をしんちゃんにして、失敗してるような。これ、どう考えても、由衣視点でやらなきゃダメだろ〜〜。あまりに、少女漫画or少女小説的なのだけど、そのまま、視点だけ男の子視点にしているので、破綻してしまってる予感。いや、男の子視点に併せて、ストーリー構築をやり直したら、この味は出ないのはわかるけど、視点だけ、単純に置き換えてもダメだろ〜〜。
[ 2001.08.26 ]
- ◆ [WIN] White Christmas 〜雪降る夜の恋人達〜 /フェアリーテール ( F&C )
-
恋におちる雪、1st。
最・高・傑・作・級!! 制作者が、ほんとうに、こういう恋愛モノが好きじゃないと、作れないし、作らない作品。全く美少女ゲームっぽくないテイストで、少女漫画系統のテイストでもない。……制作者、どこら編の系統の人だ。あ、[雑誌]『Young You』方面は、ノーマークなので、わかりません。
この演出、構成は、恋愛モノではかなり有効な手段なのだけど、通常のゲームのシナリオではやるには、そんなに長くやりづらいし、そもそも、あまりに冒険すぎる。そういうことを全てわかった上で、この作品のシナリオの 1本として選択したんだろうな。地味な部分がマイナスとすればマイナスだけど、逆に、地味じゃなかったら、この魅力が出せたか難しいところなので、にんとも。いや、ほんとにすばらしい、……って、でも、このシナリオ、普通に美少女ゲームなモノを求める人には、あまり評価良くない気も(^^;。
[ 2001.10.22 ]
- ◆ [WIN] White Christmas 〜雪降る夜の恋人達〜 /フェアリーテール ( F&C )
-
Hot Winter Night、1st。
大介、おまえ、どアホや〜〜。と、恋人未満な関係の二人のうち、友美が、その関係から 1歩踏みだそうとしてるのに、この大介がどうしようもなく情けないという話。……でも、キューピット役とも言える わらしが、とても良いのですよ〜〜。いや、なかなか良い話だ。
これで、4つあるシナリオを一回ずつ。でも、『Tears』は別ルートが残っているし、『え〜せ〜』は トゥルーじゃない予感。どのシナリオも、方向性がばらばらで、それで、ぜんぜん美少女ゲームしていない。こういうのが、一般に受けいれられるか疑問だけど、少なくとも、あたしは凄く好き。こういうのを作るから、F&C は素晴らしい。
↑考えてみれば、2000年の夏〜年末にかけての、F&C のラインナップって、伝説に残ってもいいぐらい、特異で素敵な気がするのだけど、気のせいでしょうか(^^;。<やはり、カクテル終焉のラストの輝きだったのかー。<って、『White Christmas』は、フェアリーだけど。
[ 2001.10.26 ]
- ◆ [WIN] White Christmas 〜雪降る夜の恋人達〜 /フェアリーテール ( F&C )
-
え〜せ〜、2nd。
マミたんって、一体(^^;。やっぱ、めちゃおもしろい〜〜。
それはともかく、1回目と同じエンド。CG モードの埋まり具合と、なにより、パプリカの設定から、トゥルーエンドがあるっぽいのだけど、分岐しないなぁん。……そんなに、選択肢は多くないのだけど。え〜せ〜、3rd。
分岐。これが、トゥルーエンド? お馬鹿な展開に、感動系の展開が隠されてると思っていたのだけど、ちと弱かったか(^^;。……まあ、お馬鹿な展開だけで、十分おもしろいかったけど、やっぱ、パプリカとダラダラ生活だよな〜〜。
Tears、2nd。
真希ルートの伸治は素晴らしいぞ。<そうか(^^; って、由衣〜〜っ!!
……うぅ、せっかくの少女漫画テイストが、唐突に、ふつうのエロゲーになってしまった(T-T)。今までが、少女漫画少女漫画してただけに、このしうちは、あまりに酷すぎる。いや、もともと、このシナリオだけ、あからさまにシナリオライターの力量が低いので、しかたないかもしれないけど。
↑テイスト的には、あたしの好きなタイプの少女漫画なので、好きだし、こういうのをこの手のゲームのシナリオとして持ってくるのも賞賛するけど、いかんせん、程度が低すぎ。一応、売り物なんだから、はじめてシナリオ書くような人に、シナリオ書かせちゃ、だめだろう。
これでだいたいクリアかしらん。CG 埋まってないし、おまけ SS も読んでないけど。
総評。『Tears』をプレイしてると、特に思うのだけど、4つのシナリオのどれも、自分の本業の枠すらこえて、好きなことを好きな風に作ったんじゃないか、というゲーム。メーカーとして、無料で配るならともかく、売り物としてこういう作品作りをしていいのかと、実は疑問も感じるのだけど、結果として、あたしの好きなモノに仕上がってるから、いいや(^^;。あたし的には、最高傑作級。こういうのを作った F&C に、改めて、安心&好意を持ちました。……このゲームが、一般受けするかは、かなり疑問だけど。[ 2001.10.29 ]